キング『リーシーの物語(下)』

2010/01/05 suika

スティーブン・キング『リーシーの物語(下)』(文藝春秋、単行本、2008年)読了。二段組み上下巻の作品。とにかく長かったー。人間の闇の部分を描くために、ファンタジー的な要素が必要なのは理解できるのだけど、この手の作品は疲れる。残念ながら、キングをもってしても。時間がもったいない。

印象的だったのは、「世の中には錨の役目をするものがあるんだ」(p.351他)というくだり。人が正気でいられること、もっと言えば、この世にいることを繋ぎ止めるものやひとが、わたしたちには必要だということ。絶望の淵に立たされたときに、しっかりと踏んばらなければならないことを思い起こさせること。これがなければ、究極に追い詰められたときに生き延びることが難しいのだと思う。逆にそれがあれば、スコットのように、生きていける。
(ただ、この錨については、p.353では、「ちょっとした魔法除け、自分の両足を大地にしっかりと繋ぎとめておくための品、うっかりわき道にそれるのを防ぐ杖として」と説明されているので、わたしが考えていることと、少し違うのかもしれないのだが)。

ま、そんなとこ。とりあえず、疲れたー。

広告

Entry Filed under: books read

2010年1月
« 12月   2月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

 
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。